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Creo Parametric 11.0モデル表示精度の初期値が変更

FAQ

2025年02月28日

PTC Creo Parametric 11.0での表示

モデルの表示精度が向上

モデルの表示精度の向上を目的に次の変更が行われました。

  • エッジのテサレーション精度が向上しました
  • シェードとエッジの精度が向上しました
  • 軸、点、座標系、スピン中心の表示がオフになりました
  • 正接サーフェス間のエッジを薄く表示します
  • フルスクリーンアンチエイリアシングが有効になりました
  • モデルツリー、レイヤーツリー、または 3D 詳細ツリーにマウスポインタを置くと選択前ハイライトされます
  • ダイナミックスピン中にデータムフィーチャーが表示されます

    この変更のため初期値ではより多くのグラフィックスリソースが要求されます。モデルの規模よってはCreo 10.0以前に比べてパフォーマンスが低下するかもしれません。

    Creo 11.0での表示

  • PTC Creo Parametric 11.0での表示

    Creo 10.0以前での表示

    PTC Creo Parametric 10.0以前での表示

    初期値が変更されたコンフィグレーションオプション

    以下にPTC Creo 11.0のデフォルトコンフィギュレーションオプション( config.pro )と10.0以前のデフォルト値の違いをまとめました。
    Creo 11でデフォルト値が大きく変更されたことがわかります。


    オプション名             Creo 11.0の値             Creo 10.0以前の値            
    edge_tess_quality high low
    edge_display_quality high normal
    shade_quality 8 3
    spin_with_part_entities yes no
    enable_fsaa 8 off
    tangent_edge_display dimmed solid
    display shadewithedges shade
    display_axes no yes
    display_points no yes
    display_coord_sys no yes
    spin_center_display no yes
    prehighlight_tree yes no
    visible_message_lines 1 2


    パフォーマンスが低下したり表示が乱れたりするようであれば、以前の値に変更します。Creo 10.0以前のコンフィグレーションは C:\Program Files\PTC\Creo 11.0.0.0\Common Files\text\legacy_config.txt に保存されています。