本記事では、PTCの3DCAD Creo Parametricの図面で、断面図の切断線を制御する図面設定オプション(.dtlファイル/詳細オプション)をご紹介します。
Creo Parametricの図面機能で、断面切断線がいまいちだなーと思っている方。実は図面オプションを変更することでいろいろとカスタマイズできるようになっています。この記事を見れば、断面切断線は思いのままです。
設定は、ファイル>準備>図面プロパティ>詳細オプションの「変更」リンクをクリックします。
表示されたオプションのリストの中で切断線のスタイルは、” cutting_line ”で制御されています。
以下に各オプションで制御された断面の切断線をご紹介します。

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PTC Creo Parametricで断面切断線を制御する意外と細かい図面オプション
オプション名:cutting_line 値:std_ansi
このオプションを適用すると切断線は二点鎖線になります。
オプション名:cutting_line 値:std_iso
オプション名:cutting_line 値:std_jis
オプション名:cutting_line 値:std_din
オプション名:cutting_line 値:std_ansi_dashed
オプション名:cutting_line 値:jis_alternate
オプション名:cutting_line 値:std_eskd
オプション名:cutting_line 値:std_gb
切断線端部のサイズ制御
断面の切断線端部のサイズ制御は、cutting_line_segmentとcutting_line_segment_thicknessで制御します。
以下に、このオプションについてご紹介します。
オプション名:cutting_line_segment 値=サイズ
*サイズ値の単位はdrawing unitsによります。
オプション名:cutting_line_segment_thickness 値=サイズ
*サイズ値の単位はdrawing unitsによります。
断面名テキストの表示位置の制御
断面名テキストの表示位置の制御は、crossec_text_placeで制御します。
オプション名:crossec_text_place 値:no_text
オプション名:crossec_text_place 値:after_head
オプション名:crossec_text_place 値:before_tail
断面線矢印のサイズ制御は、crossec_text_placeで制御します。
断面線矢印のサイズ制御は、crossec_arrow_lengthとcrossec_arrow_widthで制御します。
寸法線の矢印とは別のオプションで制御されています。
オプション名:crossec_arrow_length 値:値=サイズ
オプション名:crossec_arrow_width 値:値=サイズ
*サイズ値の単位はdrawing unitsによります。
切断線矢印の位置制御
切断線矢印の位置制御はcrossec_arrow_styleで制御します。
オプション名:crossec_arrow_style 値:tail_online
オプション名:crossec_arrow_style 値:head_online
PTC Creo Parametricの図面設定オプションで、切断線を制御する項目をご紹介してきました。これらの図面設定オプション(詳細オプション)を設定し、適切な切断線を作成してください。