Creo10では、新しい複合材ツール、ハーネス設計、MBD(Model Based Design)、人間工学に基づく設計、シミュレーション主導設計、CAMや付加製造モデルなどの強化を通じて最高の設計を短時間で実現します。新機能だけではなく、スケッチャー、サーフェス分割、穴、パターン、フリースタイルなどの部品モデリングツールもアップデートされています。まずはダイジェストムービー” What’s New in Creo 10 and Creo+ “をご覧ください。
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Creo 10 ダイジェスト紹介ムービー " What's New in Creo 10 and Creo+ "
新しい複合材ツール
Creoを使用して複合素材で設計することで丈夫で軽量な製品を生み出すことができます。プライ定義、フラットプライ境界、自動化されたプライ図面の生成などの機能も備えています。
複合素材の形状を表したソリッドジオメトリを生成し、正確な質量特性を持つジオメトリを生成することができます。
ハーネス設計
新しいケーブリング専用ツリーと改善された設計ツールが搭載されているため、ハーネスアセンブリを簡単に作成して管理することができます。分割/マージ ハーネスツールを使用してコラボレーションを行ったりサブハーネスアセンブリを再使用したりできます。
MBD(Model Based Design)
Pro/ENGINEERの時代からCreoは長年にわたって強力なモデルベース定義ツールを提供していました。新しいCreo 10ではシンボルや表面仕上げのアノテーションを3Dモデルの既存のアノテーションに関連付けられるようになりました。
GD&T AdvisorとEZ Toleranceもさらに改善されており使い勝手、生産性、規格への準拠が向上しています。
人間工学に基づく設計
人体モデルの可動域、視野、独自性を考慮できるようになりました。視野機能で反射解析を実行できるほかマネキンが複数のリーチ領域をサポートできるようになりました。
シミュレーション主導の設計
PTC Creoはシミュレーション主導の設計を引き続き強化しています。Creo Ansys Simulation Advancedでは、構造解析と熱解析を統合することが可能であり、非線形接触と非線形材料がサポートされます。
Creo Simulation Liveでは、接触シミュレーションオプションのほか、流体解析などのアップデートされたオプションが用意されています。
またCreo Flow Analysisではアニメーションの改善が、Creo Simulateではマルチボディのサポートが追加されています。
ジェネレーティブデザイン
ジェネレーティブデザインでは、回転対称、リモート荷重、質量ポイント拘束などの新機能で強化されています。
付加製造と製造(CAM)
Creoでは、付加製造と従来の製造(CAM)の両方が改善されています。付加製造の場合、新しいビームベース格子と式駆動格子が利用できます。従来の製造(CAM)の場合、高速ミリングにより加工時間が短縮されウォールとフロアの仕上げの専用NCシーケンスでバレルツールがサポートされるようになりました。
Creo+: Creoにクラウドベースのコラボレーションとライセンス管理を統合
Creo+ は Creo の能力と実証済みの高度な機能を統合した、SaaS 対応のソリューションです。クラウドベースのツールでコラボレーションを強化し、ライセンス管理を簡素化します。Creo+ のコラボレーションツールにより、複数のチームメンバーがリアルタイムで設計内容を確認、検討、編集できるようになります。またクラウドベースのデスクトップツールを活用したライセンス管理、導入、遠隔測定サービスも可能です。