PTC Creo 8.0が間もなくリリースされます
Creo 8.0は2021年4月15日にリリースされました!
Creo Parametricを起動し、デフォルトの内蔵ブラウザにEXPLORE CREO “See what is new in Creo > LEARN MOREというリンクがあったのでアクセスしてみました。アクセスするとCreo 8.0 is Coming Soon!というページが表示されCreo 8.0のリリースについての情報が公開されています。本記事ではPTC Creo 8.0について公開されている範囲で少しご紹介します。
公開されているCreo 8.0のページ
上のイメージはCreo Parametric 4.0を起動したときに内蔵ブラウザに表示されたCreo 8.0の紹介ページです。Creo 7.0のときと同じく、デフォルトでは英語表示です。言語設定を日本語にすることも可能で日本語情報も公開されています。
日本語の公開ページはこちら(ptc.comサイトへ移動します)から!
ページにアクセスするとCreo 4.0, 5.0, 6.0, 7.0と8.0の機能比較へのリンクやCreo 8.0の紹介ムービーへのリンクが用意されています。
今回ページ内で紹介されていたのは、1)ユーザビリティと生産性、2)改善されたモデルベース定義 (MBD) と詳細図面機能、3)シミュレーションとジェネレーティブデザインの強化、4)強化された付加製造と切削加工の機能 の4点でした。
1) ユーザビリティと生産性
Creo 8.0ではインターフェイスの改善があるようです。Creo 7.0までのバージョンアップでも大きく改善されてきましたが、さらに使いやすくなりそうです。
Creo 8.0の新しいユーザーインターフェイスについては「Creo 8.0の新機能・操作性編」ページ内の動画もご覧ください。
2) 改善されたモデルベース定義 (MBD) と詳細図面機能
Creo 8.0では、モデルベース定義(MBD)のツールに機能強化があるようです。モデルベース定義の機能を利用することで、3Dモデルに図面情報を付加して情報を共有することが可能になります。
3) シミュレーションとジェネレーティブデザインの強化
Creo 7.0.2.0から追加されたCreo Ansys Simulation、リアルタイムな解析が可能なCreo Simulation Live(CSL)、7.0で大きく進化したジェネレーティブデザインに新たな機能追加があるようです。
4) 強化された付加製造と切削加工の機能
リリース毎に強化されている付加製造機能(3Dプリンター対応機能)など製造機能の強化があるようです。
PTC製品カレンダーで確認したところCreo 8.0.0.0が2021年の4月にリリース予定(2021年4月2日現在)となっています。Creo 8.0がリリースされたら、ご紹介させていただきたいと思います。
*PTC Creo 8.0は、米国PTC ( Parametric Technology Corporation / パラメトリック・テクノロジー・コーポレーション)が開発し2021年4月に発表予定の、CAD製品の最新版です。Creo 8.0には、以前Pro/ENGINEER Wildfireという名称で開発されていた3DCADの後継製品Creo Parametricも含まれています。
**株式会社アシストエンジニアは、PTC Creo, Creo Parametric, Creo Elements/Direct, Windchill, Mathcad, Vuforia ChalkなどPTC製品の販売代理店(プラチナパートナー)です。