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宮川の独り言 -74話-

独り言

2024年07月03日

宮川の独り言 -74話-

皆さんこんにちは、宮川です。蒸し暑い日が続いておりますが、皆様体調は、いかがでしょうか?手足口病も二種類のウィルスが猛威を振るっている様ですので、お体には十分気をつけて、お過ごしください。

 さて、今月の独り言ですが6月に総武快速(横須賀線)で掲載されていた(他の路線でも掲載されていたかもしれませんが。。。)東京女子大の広告ご存知ですか?

 『正解が無い時代に、問い続ける力を。』という内容の広告です。
正解が無い時代という言い回しがそもそも違和感ありますが、(以前から社会人になると学生と違って正解が無い中で選択し進んでいくしかありませんけど。人生そのものに正解が無いんで。)しかし、その正解が無い人生を歩んでいく為には、考えて欲しいという意味でこの広告を作ったのだろうと思います。

 その広告には、7つのパターンがある様で次の問がその質問です。
1、『感情がないはずのAIが女性差別をするという。それは、なぜか。そしてどう対処すべきか。』
2、『有限と無限は、どのくらい異なるのでしょうか。』
3、『光源氏が現代に転生したら、もてると思いますか。』
4、『ルワンダ共和国の女性国会議員の割合は61.3%、それにたいして日本は10.0%です。この差についてどう考えますか。』
5、『地方出身者が地元に戻りたくなるような地方活性化のアイデアを考えてください。』
6、『子供が成長していく過程で嘘をつくようになるのはなぜか。』
7、『なぜメディアで恋愛は推奨され、恋愛しないことは推奨されないのでしょうか。』
これら7つの問いは、意外と回答が難しく面白い問いですよね?皆さんは、どのように回答しますか?
これら7つに回答を出すのは、流石に大変ですので一つ私の考えを回答したいと思います。
では、1番の『感情がないはずのAIが女性差別をするという。それは、なぜか。そしてどう対処すべきか。』これについての私の解答は、『感情のないAIと言ってもディープラーニングですのでディープラーニングさせる元の情報が人間からの発信情報ですので、女性差別がある国の情報・データが元データなら女性差別もするでしょう。結果的に人間が性差別をしない思考でなければ、AIも同じ結果になるので人間の教育が必要だという事でしょう。』
 これと似たような面白い話をタレントの真鍋かおりさんがしていました。彼女は、アレクサを使っているそうで、忙しい時やイライラしている時にアレクサに強い口調で色んなお願いをするそうです。その影響かどうかは定かでは有りませんが、最近アレクサの対応が悪いという様な事を言っていました。結局、アレクサも使っている人の情報・データで対応が変わるとするとあり得なくは、無い話です。AIに何かをさせるなら人が正しい情報・データをAIに与えないと、とんでもない回答が出るという事でしょう。

 結局、AIは、人が上手に使うものだという事で、万能ではありません。AIが出した回答が良いか?悪いか?を判断するのも人ですので、人の倫理観や正義観などが今まで以上に重要になってくると思います。 カオス化している東京都知事選の様に法律に触れなければ、何をやってもいいという様な社会だとAIも真似をして良くない回答を返してくるという事になります。AIを使った仕事術は重要ですが、その結果を判断するのが人の仕事ですので、今まで以上に人の人としての根本的な能力が問われていく時代だという事でしょう。では、今月の独り言は、この辺で。残り6つの回答は、皆さんにお任せします。

㈱アシストエンジニア 宮川