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宮川の独り言 -59話-

独り言

2023年04月03日

宮川の独り言 -59話-

皆さん、新年度最初の独り言です。読む暇など無いほどお忙しいとは思いますが、脳休めにお読みください。

 今年は、コロナ明け初の新年度ですので、久々の行事が沢山あって大変なのではないでしょうか?私も町内会の副会長として一年が経とうとしており、3年ぶりの総会が4月中旬にあります。コロナ明け久しぶりですので総会の運営にも手間取っております。

 さて、未だ冷めやらぬWBCの話題から始めたいと思います。皆さんとても感動したWBCだったと思います。私も準決勝・決勝と本当に盛り上がりました。試合の内容などは、色んな所で言い尽くされておりますので栗山采配とマネージメントの話をしたいと思います。栗山監督の選手(部下)を信じて我慢の采配が素晴らしいと称賛されているのは、ご承知の通りです。私も全く異論はありません。本当に素晴らしい采配・マネージメントでその栗山監督が信じている選手が期待通りの活躍をしたことの事実は、誰からも文句のつけようが無い事です。これは、栗山監督自身が考え抜いて集めた選手を信じぬいた結果です。人を見る目、信じぬく力本当に称賛に値します。ここまでは、良くある内容です。

 さて、私がとても違和感があるのは、この内容を受けてメディアが『理想の上司は?誰?』的な質問を若者やサラリーマンにするというくだり。(良くある新橋の駅前のインタビューです。ちなみに私も以前にインタビューをされそうになりました。断りましたが。)質問された若者やサラリーマンは、当然、栗山監督を理想の上司として答えまた、やはり『部下を信じて欲しい』・『怒らないで欲しい』・『ほめて伸ばして欲しい』などのコメントが出て来てます。スタジオでは、やっぱり、そうですよね~的な終わり方。私は、違和感ありありです。勘違いも甚だしいと思うのは、私だけでしょうか?先ほどから言っています通り、栗山采配とマネージメントは、素晴らしいと思います。しかし、その前に栗山監督が集めた選手全員が一流だという事も忘れては、いけません。一流は、人の振り見て我が振り直せる方々で、いちいち何かを言われるまでも無く自分で率先して出来る方々なのです。

 要は、我々とは違い一般ピープルでは無いのです。我々、一般ピープルは、人の振り見て我が振り直せない人の集まりなのです。ですから、言わないと気付けない(言っても理解できない人も居る)状況の中で部下を信じて、怒らないで、ほめて伸ばすのは、並大抵の神経と意志の持ち主(決して褒めていません。どちらかというと無神経なのかも)で無いとできないマネージメントだと思います。人一倍努力し、考え抜く超一流同士(選手と監督)だからできた結果だという事を理解して、インタビューも回答も会話もして欲しいと思います。

 我々も仕事において、彼らの様に人一倍努力し、考え抜くことが出来たら最高の結果が残せるのでは、ないのでしょうか?いつも表面だけを見ずにその裏の努力なども感じていけるように心がけたいと思うこの頃です。

 やはり、今年度も身を引き締めてビジネスに邁進したいと思いますのでよろしくお願いいたします。

                                             ㈱アシストエンジニア 宮川