皆様こんにちは、アシストエンジニア宮川の独り言のお時間です。さて、この第6話は、先月号からの続きです。先月号は、サマータイムの件を話題にしました。(詳細は、バックナンバーをご覧ください。)サマータイムの件は、もう話もなくなったような気もしますが。。。
この件は、今話題の働き方改革にもつながるものだとも言っていたと思います。日本の働き方改革って何なのでしょうか?私が知っている日本の上場企業の中には、残業させると問題が起きるので早朝MTGを実施し、早朝だから残業にならないなどとおかしな理由をつける会社もあります(事実)。このような企業の考え方自体を改革すべき事のような気がします。
なぜ日本では、このような考え方をする企業が多いのでしょうか?ちなみにドイツのメルセデスでは、もう5年くらい前(私の記憶で)から休日の仕事のメールは、削除することにしたと思います。これこそ、働き方改革の考え方で、休日は仕事をさせないという企業の方針の現れです。三菱ふそう・ジョンソン アンド ジョンソンなども同様な方針のようです。その他にもフランスでは、6時以降の仕事のメールはしないという労使合意もあるようです。(本当に守られているかは?定かでは、ありません。)
これらの方が残業時間などで議論するよりも、より具体的で本来の個々人のワークバランスを取れるのでは無いのかと思います。また、残業や休日出勤については、本人が稼ぎたくて仕方がない時には、その人の意志で仕事をすることもワークバランスの一つかと思います。すべてを規制・制限することが個々人にとってのワークバランスとは言えず、本来ワークバランスを考えるのは、労働者本人だという事を考え方に入れるべきと思います。本当にお金が必要な時期もありますから。ただし、先ほどの早朝MTGを残業減らしの一環で行うような企業があることも事実ですので、中々個人裁量は難しい判断だとも思います。本来、企業側が命令をするようなオペレーションになってしまうようでは、全く大人の社会ではありません。どちらにしても働き方改革の議論は、日本の社会が如何に大人の社会になっていくかの議論だと思います。
㈱アシストエンジニア 宮川