9月に入りましたが、未だに暑い日が続きますね。皆さん体調は、いかがでしょうか?コロナ?夏かぜ?か分かりませんが病院への発熱外来も増えていると聞きますので、体調を整えて免疫強化に心がけてください。
さて、ビッグモータ(BM)のお話しから会社のあり方・ビジネスの考え方についての独り言です。
最近のニュースでBMの新社長が売上・利益ともに下がっているので各支店500万円(売上か利益かは、確認していませんが)を積み上げろと激が飛んだとの事がニュースになっていました。皆さんは、このコメントをどう思われますか?このコメントを受け取った各支店長は、どう思うんでしょうか?私が支店長なら『また、不正をして保険会社とお客からお金を捻出させろと言っている?』と思ってしまうのではないのかと思います。TOPは、数字を上げろとしか言えず、部下は、どうやっていいのかを考えられず結局、悪いことに手を出す。このループは、よくある世の中の常でしょう。どこかの粉飾決済(どこのことか、考えてみてください。)なんかもそのいい例です。結局、この会社のカルチャーは、全く変わらないという事でしょうね。まー、新社長も前社長に育てられていますから同じ目線でのビジネスしかできないという事なのでしょう。やはり、上に立つ人間は、このような時に数字の話でなく、数字を上げるための施策、対策を具体的に提言するということにつきると思います。
先週、盛り上がったバスケットのヘッド・コーチ(トム・ホーバス)が休憩の時間に後10点取れ、10点取れとは、言ってなかったですよね?具体的なその試合の課題をどう改善して守るか?攻めるかを指摘していますよね?具体的な施策・行動が結果につながるのにお金だけの目標しか言えない社長は、色んな問題を生むんだと私は、思います。ましてや、いい給与を与えるような会社だと社員は、一般的には、良くない事だとわかっていても給与のことを考えると何も言えず、辞めることもできず会社に従うという判断になるわけです。特に転職市場が欧米と比べて未だ活性化されていない日本では、その命令に従うという事になるわけです。BMも結果的には、会社に居続けたい人たちが、しかたなく行っていた愚策(ビジネス的に)なのです。
BMのような、ある意味法を犯す(保険詐欺)様な会社が多いとは思えませんが、数字しか言えない上司といい給与だからそれにしがみつきたい従業員という構図は、最近の外資によくある構図のような気がします。本来、外資の日本支社とは、日本の文化に基づいた戦略・戦術を取り日本市場での数字を伸ばすという事がミッションのハズですが、最近、一部の外資は、HQの言いなりで日本の文化に副わない戦略・戦術でビジネスを展開し、結果日本でのシェアを下げる傾向が見受けられます。
確かに、IT系の日本のシェアは、10%を切り3~6%だという会社もあるようです。このシェアだと、グローバルで5%の値上げをすると日本の全体のビジネス分を値上げでカバーができる計算になるので仕方が無いのかもしれません。日本の為だけに特別な仕組みを作るのは、効率的では、ありませんから。しかし、だからこそ、日本では、特別な考えでビジネスをどうやるかを考え抜くことが重要でしょう。グローバルな仕組みの中でちょっとした工夫をして効率は、そのままで。そういう戦略や戦術を明確にして、行動指針を部下に伝えてビジネスを伸ばすのが本来の社長の仕事では、無いでしょうか?500万円どうにかしろというコメントは、どこかの組のようなコメントとしか思えません。私がもし、数字だけのコメントをするようになったら、引退をし、次の方にビジネスをお任せします。
皆さんは、日頃どのような事を考えてビジネスをしていますでしょうか?正しく考え、正しくビジネスを楽しくしたいものです。
では、今月の独り言は、この辺で。
㈱アシストエンジニア 宮川