アシストエンジニア・導入事例

Creo Elements/Direct Mathcad 導入事例 | テクファジャパン株式会社 様 テクファジャパンは、理論計算を突き詰め『 Mathcad 』と『 Creo Elements/Direct 』で具現化した結果、高かみ合い率の波動歯車減速機の設計特許を取得

CAD

2024年2月22日

テクファジャパン様プレスリリース | アシストエンジニア導入事例

今までの波動歯車の減速機の設計は、トライ&エラーを重ねより良い品質と高効率化を目指してきました。しかし、理論を突き詰め理論計算上から『 Mathcad 』を使い計算しその結果を『 Creo Elements/Direct 』で具体的は歯形の形状化を可能にしました。これにより歯車のかみ合い率の劇的な改善が可能。高トルク・高精度に寄与。

  • 01 導入前の課題

    今回の理論を突き詰めた設計手法での特許申請においては、機構解析にもとづく解法の正しさを証明する必要がありました。その過程で、1.数学的な論理展開にもとづく解…

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  • 02 『 Mathcad , Creo Elements/Direct 』選定の理由

    特許申請においては、迅速にその内容を証明し、かつ、その資料を作成すること、また、第三者にその正しさをわかりやすく明示することが求められる。Mathacd と…

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  • 03 アシストエンジニア選定の理由

    PTCビジネスに精通している安心感や顧客要求の把握能力(要求に対する理解度の高さ)…

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  • 04 今後の展望

    波動歯車は、今後の住設機器やEVなどに今までよりも多く使われていくと思われます。その為に高トルク・高効率な波動歯車が必要で、この設計標準化の新特許によりその…

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01 導入前の課題

解法結果を Creo Elements/Direct Draftingに渡して自動的に表示させた例 テクファジャパン様 | アシストエンジニア導入事例

今回の理論を突き詰めた設計手法での特許申請においては、機構解析にもとづく解法の正しさを証明する必要がありました。その過程で、1.数学的な論理展開にもとづく解法アルゴリズムを作成すること2.機構解析にもとづく解法の結果の正しさを証明する必要がある そこで、解法アルゴリズムを作成する過程でのEXCELなどでの計算では、解法の正しさを明確にすることが出来ず理論を突き詰めることが困難でした。手計算の場合にも時間ばかりが掛かっていました。数学処理では、微分や積分による多数の計算が含まれているので、純粋に数学的な観点にのみ集中して迅速にアルゴリズムを構築することもできませんでした。
その結果を第三者に明示するには、図形表示がわかりやすい。解法結果を Creo Elements/Direct Draftingに渡して自動的に表示させました。

02 『 Mathcad , Creo Elements/Direct 』選定の理由

PTCのMathcadとCreo Elements/Direct Draftingを用いて作成された資料例 テクファジャパン様 | アシストエンジニア導入事例

特許申請においては、迅速にその内容を証明し、かつ、その資料を作成すること、また、第三者にその正しさをわかりやすく明示することが求められる。Mathacd と Creo Elements/Direct Drafting をセットで用いることは、今回の特許申請作業では不可欠であったと考えています。以上の2つの回答から改めて考えると、新規の製品を短期間に開発する過程においては、Mathacd と Creo Elements/Directをセットで用いることは不可欠であろうと実感しています。また、結果的に、新規の製品を短期間に開発するための、その良い事例の一つができたようにも思います。このことは、Mathcad と Creo Elements/Direct Draftingの連携性の良さで実現できたと考えています。少なくとも、Mathcad が手元になかったら、短期間での特許申請は不可能であっただろうと考えています。

03 アシストエンジニア選定の理由

PTC Creo Elements/Direct Modelingで3D化された歯車モデル テクファジャパン様 | アシストエンジニア導入事例

PTCビジネスに精通している安心感や顧客要求の把握能力(要求に対する理解度の高さ)

04 今後の展望

PTC Creo Elements/Direct Modelingで3D化されたカムモデル テクファジャパン様 | アシストエンジニア導入事例

波動歯車は、今後の住設機器やEVなどに今までよりも多く使われていくと思われます。その為に高トルク・高効率な波動歯車が必要で、この設計標準化の新特許によりそのものつくりの効率化に寄与し、皆様の生活がより便利になる事と信じています。この手法を多くの製造業に方々に使っていただきより良い製品を世の中に出していただきたいと思っております。