PTCのPLMであるWindchillでは、BOM上の部品にCADデータ、図面、文書などのドキュメントを関連付けて管理ができます。
関連付けは、部品の情報内の「関連オブジェクト」タブで行いますが、その際、詳細ドキュメントと参照ドキュメントのどちらで関連付けるか迷ったことはありませんか?本記事では、Windchillの詳細ドキュメント、参照ドキュメントについて解説します。
①参照ドキュメント
部品からは、ドキュメントのバージョンは指定せず、文書番号だけが指定されるイメージになります。部品のどのバージョンから見ても、その文書番号の最新バージョンが対象となります。ドキュメントが修正、改訂されても常に最新のデータを正にしたいケースに適用します。逆に、特定バージョンの部品がどのバージョンのドキュメントを基に作られたかなど、ドキュメントのバージョンを指定したい場合には不向きです。
②詳細ドキュメント
部品のバージョンと、ドキュメントのバージョン同士を明確に指定するイメージになります。特定バージョンの部品がどのバージョンのドキュメントを利用していたかの履歴を確認することができます。特定バージョンの部品用に作成、修正、改訂されたドキュメントであることが明確になりますが、どのバージョンの部品からも常に最新バージョンのドキュメントを確認したい場合には不向きです。