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宮川の独り言 -60話-

独り言

2023年05月09日

宮川の独り言 -60話-

 皆さん、GWは、どのように過ごされましたか?今年のGWは、3年ぶりの本格的な旅行解禁で何処も大変な賑わいだったようです。私は、初節句の孫と遊びたかったのですが、色々とありまして遊ぶことが出来ず、帰省した子供たちと美味しい食事をしただけに終わりました。

 本日8日は、コロナが2類から5類に対応が変わる日ですが朝の通勤電車でのマスク着用率は、98%位だった感じです(宮川感覚)。殆どの人がマスク着用していますね。そういう私もマスク付けていますが。。

 さて、GW明け最初の独り言は、AIと仕事についてです。皆さんは、今アメリカの映画やテレビ業界の脚本家たちがストライキをしているのは、ご存知でしょうか?1万人以上が参加している大規模で長引きそうなストライキの様です。私は、この理由にビックリしています。ネット配信などの影響で、彼らの給与が安くなってきている。ChatGPTのようなAIの台頭で仕事が奪われるのでAIの脚本利用には、制限を掛けて欲しいとの二つの理由です。

 前半の給与については、金額の妥当性が分かりませんのでコメントしませんが、後半については、脚本をChatGPTのようなAI脚本が書ける時代になったという事ですよね?確かに過去、売れたドラマの脚本をDeep Learningさせれば、いい脚本が書けるのは、誰もが考え付きますしね。

 そんなニュースの中、『マツコ会議』という日本テレビの番組をたまたま見ていたら(私は、良くザッピングしながら色んな番組を見ています。)紀里谷氏がゲストで出演。紀里谷氏とは、『熊本県出身で中学卒業後に渡米し、20代から写真家として活躍。2001年には宇多田ヒカルのMVを手がけ、アニメーションやCGを駆使した独創的な映像が大きな注目を浴びた方で34歳の時には、映画監督としてデビューし、私が知っているのは、GOEMON・CASSHERNという映画を監督』という方ですが、その紀里谷氏曰く、自分がメディアで手掛けて来たことは、全てChatGPTのようなAIが全てできる時代になっていると言っており、その為に自分の価値がなくなったと感じて、今後一切のメディア活動をしないという様な事を言っていました。

 確かにAIでの作詞、作曲、絵画、シナリオ、AIアイドルなど既に実証済みです。(AIアイドル的な動画は、既にYourTurbeにあがっています。ChatGPTを使ったかは、定かでは、ありませんが。。)しかし、ChatGPTは、面白いことに凄く単純な有名人の誕生日や歌詞のフレーズを入れても間違った曲名を返してくるなど、ググれば、いいような事は、回答できないようです。

 また、地球温暖化とCo2の関係の是非や、結果的に人間が地球上で悪さをして地球温暖化になるから、人間は必要無いという様な問いをすると完全否定してきます。このAIは、まずは、商用として開発されている様で、まさに今までクリエイティブでコスト高とされいていた業種の効率化をはかっているような気がします。また、まだ人間が使うToolとして制御されているようですが、今後は、どのような発展をしていくのでしょうか?少し、楽しみでも有ります。単純なテレセールス・メール配信での営業は、ChatGPTで十分こなしそうです。

 皆さんは、このAIの世界をどのように感じておりますでしょうか?ちなみに私も外資系IT企業で30年以上働いておりますが、近年これほどまでにITが一般的な興味を持たれてニュースキーワードになった記憶がありません。

 メタバース・ChatGPTが一般的なメディアで取り上げられ、これからの世界の影響について語っているなんて、考えられません。しかし、冒頭でお話しした通り、アメリカでは、既にストライキまでする事態です。皆様のお仕事も無くなる日は、近いかもしれませんね。ただ、先進国の人口が減少する中、AIに仕事をさせて、人間はその評価のみをしても良いとは思います。その時、人に求められるスキルは、本当に人に必要な哲学や倫理を基に判断できる力だと思いますが、皆さんいかがでしょうか?

 ちょっとGW明けには、面倒な内容でしたが、既にAIは、皆さんの生活の一部に入り込んでいますので、十分に注意が必要ですね。フェイクニュースなども。では、また来月に。

㈱アシストエンジニア 宮川